測量士・測量士補とは?試験の難易度・合格率・勉強法・過去問・解答速報をご紹介!

測量は、建設時に必要となる測量の土木測量・航空写真をもとにして作成する、 地図測量・個人や 法人の土地を測量する地籍測量の3つに分かれています。 測量士の仕事内容は、工事予定地の位置や高さ・面積・長さを測定して、さまざまな計算をおこなったあとに図面作成をおこない、 図面作成が完成したら製図機器で描画していきます。 測量士は、測量に関して、計画の作成・実施を行っていきます。

測量士・測量士補とは

測量士補試験は、測量法に基づいて行われる国家試験です。測量士補として専門的知識及び応用能力を有するかどうかを判定するために行い、試験に合格した者には、測量士補となる資格が与えられます。
測量士は、計画の作成・実施の責任者であり、測量士補は、測量士が作成した基本測量・公共測量の計画に従って、主に現場で実際に測量に従事する測量士の助手的な役割を果たします。

測量士試験、測量士補試験の試験内容

測量士 試験内容
受験資格 制限なし
試験科目 ①測量に関する法規及びこれに関連する国際条約、②多角測量、③汎地球測位システム測量、④水準測量、⑤地形測量、⑥写真測量、⑦地図編集、⑧応用測量、⑨地理情報システム
出題形式 午前試験:択一式(28問)、午後試験:記述式(必須1題、選択問題4題から2題選択)
試験時間 午前試験:2時間30分、午後試験:2時間30分
合格基準 ・午前の択一式の点数が700点満点中、400点以上
・午前の点数と午後の点数の合計が1400点満点中、910点以上
測量士補 試験内容
受験資格 制限なし
試験科目 ①測量に関する法規、②多角測量、③汎地球測位システム測量、④水準測量、⑤地形測量、⑥写真測量、⑦地図編集、⑧応用測量
出題形式 択一式(28問)
試験時間 3時間
合格基準 ・700点満点中、400点以上

測量士試験、測量士補試験 試験で問われるもの

試験の内容のほとんどは公共測量の「作業規程の準則」に沿った問題が出題されます。そのため、特に測量士の試験を受ける方は、「作業規程の準則」を丸暗記するくらいのつもりで勉強をする必要があります。また、他の試験と同様に過去問からの引用問題、類似問題も多数出題されるので過去問やその解説集を利用して勉強することが有効です。

なお国土地理院が公開している試験問題の作成方針は以下のようになっています。

試験問題作成に当たっての基本的方針
[1]測量法施行令第17 条(測量士)及び第18 条(測量士補)の趣旨を踏まえ、測量法別表に示されている各科目について出題するものとする。
[2]以下の内容、分野等に関する問題を出題するものとする。
(ア)測量の原理・原則に関する問題
(イ)普及・定着し、公共測量等の実際の現場で活用されている測量技術に関する問題
(ウ)新たな測量技術のうち、定着しつつあるものに関する問題
(エ)測量に関する法規及び測量技術者としての倫理に関する問題
(オ)地理空間情報の活用を推進する観点からの問題
[3]以下の内容、分野等に関する問題は出題しないものとする。
(ア)陳腐化した技術及び使用頻度が少ない技術に関する問題
(イ)特定の機関等のみで行われている作業に関する問題

(2)測量士試験問題作成に当たっての方針
[1]管理技術者として必要となる、測量技術及び測量成果の管理・評価に関する知識を問うものとする。
[2]公共測量の計画の作製及びその円滑な実施の観点から必要となる、関連法令及び「作業規程の準則」の内容を含む公共測量の実務に関する知識を問うものとする。

(3)測量士補試験問題作成に当たっての方針
[1]計画に従い測量に従事する者として必要となる、測量技術及び関連法令に関する知識を問うものとする。
[2]公共測量の実務に関して、測量士試験に出題されている範囲の中で、特に基礎となる知識を問うものとする。

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